gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

Hold That Tiger | Sonic Youth

最近のエントリーで続けて「NYパンクなソニックユース」について書いてるのですが、これは決定版!


97年リリースのオフィシャルブートレグという扱いのこのアルバム。87年10月14日、シカゴでのライヴ音源を収録してます。オープニングの"Schizophrenia"とか、4曲目"White Cross"とか、6曲目"Stereo Sanctity"とか、何というか前ノメり感が最高なんですが、これはスティーブ・シェリーのドラムが素晴らしいのだと思う。リンゴ・スターが彼のアイドルって事を何かで読みましたが納得。初期ビートルズのライブで聴けるようなドコドコドラムです。


ギターも空間系エフェクトを排除し、程よくオーバードライブした音色でロックンロール。サーストンのボーカルも投げやりでスタッカート多用しててもう最高です。


そしてなんといっても圧巻がアンコール4曲!「There is rocks!」(サーストン)「Chinese Rocks!!」(リー)とか冗談言ってラモーンズのカバーを4連発!!これはスゴすぎる。


数あるラモーンズカバー曲の中でもこれは特別!西海岸のラモーンパンクの大御所スクリーチングウィーゼルと張り合えるぐらいカッコいい、正統派のカバーです。どちらかと言えば原曲に忠実な演奏ですがソニックユースでしか有り得ない理想的なカバー!完璧!!


Hold That Tiger

Hold That Tiger