gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

London Calling | The Clash

3エントリ連続クラッシュです。最高傑作として名高いこの3rdアルバム。本当捨て曲なしの歴史的名盤間違いなしの全人類必聴盤。


でも、だからこそ、ねえ。


1曲目の歌詞に「インチキのビートルマニア〜」ってそれは無いでしょ。そういうところが駄目だったんですよ、だからこの年まで僕がクラッシュとちゃんと向き合えなかったんです。もったいないと思うんですよ。ただ、この歌詞もきちんと読むと凄く味わい深い。


1979年のこのロンドンのバンドの情動をただ歌ってるだけで、別に何も2010年の日本のサラリーマンにまでも届けるつもりで書いてるわけでも何でも無いところに彼らの素晴らしさ、誠実さを感じて、涙が出そう。今は。


いや、ほんとにいい曲ばっかりです。4曲目"Hateful"、5曲目"Rudie Can't Fail"のモータウンポップ風の感じから、パワーポップな楽曲にユーモアも詩心も政治的メッセージっぽさも絶妙に織り交ぜた6曲目"Spanish Bombs"の流れが特に最高。


ビートルマニア云々の件は僕は許すし、逆に今までの僕も許して欲しい。


London Calling

London Calling