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ロックの名盤を一日一枚

Weezer (White Album) | Weezer

Weezer」というセルフタイトルを付けて通称が色名のアルバムとしては4枚目。通算では10枚目の2016年のアルバム。

 

いかにもウィーザーらしいアルバムでこれも傑作。昨日の投稿で書いた翌年リリースの「Pacific Daydream」*1 と合わせて聴かれるべき作品ですね。

 

このアルバムにおいても、どの曲もカラッとしたポップさと哀愁漂う泣きメロを絶妙に両立するリヴァース・クオモの才能が溢れ出ている。

 

次作「Pacific Daydream」との違いで言うと、このアルバムではウィーザーらしくギターがギュンギュン歪んでいてこっちの方がウィーザーというバンドを語る上での代表作になるのかな。

 

昨日の投稿では、次作「Pacific Daydream」はいわゆる売れ線?みたいなことを書いたのですが、この辺りについてリヴァース・クオモが言うには、この「White Album」みたいな従来のギターアプローチから離れてより『ラジカル』な音を探求したのが次作「Pacific Daydream」だそうです。*2 はい論破されてしまいました。

 

もう一つ興味深い話として、このアルバム制作において、カットアップ技法というのを用いて作詞してみたらしいです。思いついた言葉をスプレッドシートExcelか何か?)にどんどん書き留めといて、音の感じとか強弱を踏まえて組み立てるっていう手法で作られたとか。*3

 

脚注引用先で言及されてる7曲目"Summer Elaine and Drunk Dori"とか、1曲目"California Kids"や8曲目"L.A. Girlz"なんかもそうらしい。英語力に乏しい僕にはそうしてできた詞の面白さが充分解らないのが残念ですが (>_<)