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ロックの名盤を一日一枚

Astral Weeks | Van Morrison

60年代UKのブルースロック、ガレージロックバンド、ゼムの中心的存在だったヴァン・モリソン。ゼムを脱退してソロでの2ndアルバムですが、この次の作品「Moondance」と並んで立つメチャメチャ渋い歴史的名盤。

 

ジャズにはそこまで興味無かった当時23歳のヴァン・モリソンでしたが、プロデューサーがジャズ畑の人だったことで、このアルバム録音のために集められたバンドのメンバーは、ミンガスやドルフィーとの共演経験者、MJQのメンバーといったジャズミュージシャン達だったという凄い状況下で作られたアルバム。

 

その状況だったからこそだと思うのですがジャジーなバンドの演奏と、ヴァン・モリソンのブルージーでソウルフルな歌とがすごく良い雰囲気で、しかも丁度いい緊張感もあって素晴らしい。更にこの時点で既に彼のルーツ音楽であるケルト要素も薄っすら感じられ、なんとも言えない味があります。

 

2曲目"Beside You"なんかで聴ける「to never, never ...」とか「You breathe in, you breathe out,You breathe in, you breathe out ...」とか繰り返す歌詞が最高に渋い。

 

Astral Weeks

Astral Weeks