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ロックの名盤を一日一枚

Dear Old-Fashioned Rhythm | Balladmen

本当に凄い作品やバンドについてもっと多くの人に知ってもらいたい、というのもこういうブログを書いたりする動機のひとつなのですが、この日本屈指のロックバンド、バラッドメンも正にそういう存在。

 

僕の地元、三重県でカッコいいパンクロックバンドをやっていたハマジシュウとハマジアキラがバンドの中心。

 

彼らは本当に純粋に音楽が好きで好きで、自分たちの好きなこと、カッコいいと信じることを続けていて、それがこれまでの作品やライブにも見事に表れている。

 

そして今回のこの1stアルバム。バラッドメンというバンドの今を知ることができる最高の一枚。

 

例えばジャムのようなソウルやR&Bを取り込んだパンクロックであったり、あるいはリプレイスメンツのようなハードコアからパワーポップまで縦断するようなパンクロックが好きな人は絶対気にいるはず。


こういう彼らのルーツとも言える数多のロックバンドの影響を感じさせながら、その上に今の彼らも好んで聴くジャズやブルースも現れるという、バラッドメンでしか成し得ない音楽を確立してる。

 

ここしばらくの愛聴盤で全曲良くて何度も聴いてるけど、特にお気に入りの曲。

 

2曲目"Sing About Tomorrow"はベースラインが印象的なソウルフルで踊れるパンクロック。

 

3曲目"Let's Get Out"は先述のジャムか、はたまた初期のザ・フーローリング・ストーンズかっていうロックンロール。ゲストミュージシャンとして参加してる人のブルースハープもカッコいい!

 

ジャズのスタンダードナンバーをカバーするという時点で渋すぎる5曲目"Summertime"もとにかく秀逸。

 

そして僕がバラッドメンの曲の中で一番好きなのが8曲目"Sooner Or Later"。イントロのドラム、ギター、シュウの声のしゃがれ方と伸び方、そこに「シャラララッ」ってコーラスでノックアウト!僕のイメージの中でのこのバンドの凄さが完璧に出し尽くされてるような気がする、本当にいつ聴いても何回聴いても素晴らしい名曲。

 

本当にいろんな人に聴いて欲しいし(大音量で!)ライブも凄いので観て欲しい。

 

 

Dear Old-Fashioned Rhythm

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