Yankee Hotel Foxtrot | Wilco
今日は90年代から活動してるシカゴのバンド、ウィルコについて。
ボブ・ディランやバーズにビッグ・スターといった、アメリカの良質なフォーク・ロックを現代に受け継いでるのはこういうバンドなのだと思う。
そんなこのバンドの中でも最も有名で、かつ00年代ロックを語る上でも重要な作品が2001年リリースのこのアルバム。
所謂「オルタナ・カントリー」ってところにカテゴライズされてきたバンドですが、この作品はギターポップでもあり、ノイジーでエクスペリメンタルなロックでもあり、上に書いたようにフォークでもある。
5曲目"Jesus, Etc."のような途轍もなく美しい曲や、ポップな楽曲でありながら絶妙にヒネリが加わってる7曲目"Heavy Metal Drummer"に8曲目"I'm the Man Who Loves You"などで聴けるのですが、こういう音楽を一切の作り物っぽさ無く、無理してる感じもなく、人間味を感じさせる真面目な音楽として作ってるところが凄い。
本当に名曲ぞろいのアルバム。