gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

サンソン新春放談

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今日は僕の大好きなラジオ番組のひとつである「山下達郎のサンデー・ソングブック」を久しぶりに聴くことができました。

日曜の2時ってなかなか聴けないんですが今日は住んでる家から1時間ぐらいかけて実家に帰る用があり、さりげなく時間調整し、子供二人を連れてドライブ。(聴けるときはだいたいこのパターン)

そうしたらなんと今日は毎年恒例、先週から引き続き大瀧詠一さんとの新春放談だったんじゃないですか。先週も聴きたかった・・・。田舎の道で電波が悪くトンネルも多く、そして幼い子供達の声もにぎやかで結構聞き取れな気味だったのですが印象的だったトークがあって、

よく映画を作る気ないかと問われるという大瀧さんは「作らない。音楽で失敗してるから。」達郎さんが「失敗?」大瀧さん「どうしても作り手の立場でしか聴けなくなっちゃって。もっと茫洋と音楽を聴いていた方が良かったかも。」というような発言をしてました。

何というか何ともいえない気分でした。ま、あまり真剣に受け取っちゃダメですが。

大瀧さん自身のアルバム聴いてると音楽に対する愛情や楽しさは勿論ひしひしと伝わってくるのですが、彼はヒット歌謡メイカーというか、いわゆる偉大な「職業音楽家」でもあり彼の仕事の背景にはやはり苦しみとかジレンマとか凄いあるんだろうなあと。

あの鬼気迫るポップ職人芸はそうやって産まれているのだろう、と。