gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band | The Beatles

僕が思うビートルズの最高傑作はリボルバー*1ラバー・ソウル*2なんですが今日はこの作品について。

すこし長文。

ロックミュージックの不滅の金字塔として、また当然ビートルズの最重要作として語られることの多いこの作品。僕が出会ったのは高校1年生の春でした。田舎の中学生が街の高校に通うことになって駅周辺のレコード店がその行動範囲に入った頃。


それまでは(今でもスーパーとかで売ってますが)1,000円ぐらいの「ビートルズヒット集Vol.1」とかそういう海賊盤CDを聴きまくってたビートルズ好きな中学生の僕でしたが正規盤のCDとして初めて買ったのがホワイトアルバム、続いて買ったのがこれ。


これを選んだ理由は上記のようになにしろ凄いアルバムらしいという事をいろんなところで聞いてたからで、当時は1曲目"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"とか3曲目"Lucy In The Sky With Diamonds"とか最後の"A Day In The Life"が特に好きだったように思う。


10代後半〜20代前半の頃は同時代の信頼できるロック音楽に出会いビートルズ自体そんなに聴かなくなったという事と(20代半ば頃に再びビートルズ熱が盛り上がりましたが)、どちらかというとジョン・レノン派の僕にとっては、このいかにもポール・マッカートニー色の強い作品にあまり魅力を感じなくなってて。


ただ最近、久しぶりにこのアルバムを聴き直してみることにしました。何故かというと世間のあまりの過大評価ゆえに実は(僕も含めた)ビートルマニア達からは逆に過小評価されてるのかも?なんて思ったから。


ま、でもリボルバーラバー・ソウルにはかないませんねえ(なーんじゃそりゃ!)。でもやはり聴き直すと解るいい所もたくさんあって、どこが良いって、まず全体的な話をするとジョージ・マーティンのプロデュースは素晴らしい。やっぱり。ヘッドフォンで聴いてると左右の音の過激な定位や空間系エフェクトの絶妙な使い方による奥行き感が凄い。


あと、ポールの演奏するベースが凄い。このノリとフレーズ運びはホント天才的。


個々の曲について言うとやはり今も3曲目"Lucy In The Sky With Diamonds"が好きですねえ。この曲構成は完璧。4拍子と3拍子を組み合わせる技は7曲目"Being For The Benefit Of Mr. Kite!"でも出てきますが、この2曲はジョンのボーカルも大好きです。


そして、このブログで僕が書くこのアルバムの話といえばNMEのサージェントペパートリビュートコンピ「Sgt. Pepper Knew My Father」*3について。下記リンク参照。僕はこのアルバム5〜6年前に買ったのですがレコードって事もあって最近聴いてませんがソニックユースの"Within You Without You"がヤケにかっこ良かったのを良く覚えてます。またLP棚から探してきて聴こう。



サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド