オシムジャパンよ!
オシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言 (アスキー新書 011)
posted with amazlet at 11.03.21
トルシエがオシムについて書いた本。
第1章としてジーコジャパンについても3分の1ぐらいのページを割いていて、特に「日本サッカーの未来を考えなかったジーコ」〜「日本にジーコはまだ早すぎた」の部分は激しく共感できました。松井大輔もですが、あと長谷部や当時の平山あたりもドイツへ連れて行くべきだったと僕も思ってたので。
そして、やはりドイツ大会は初戦のオーストラリア戦が全てだったんだと、この本読んで改めて感じた。
トルシエって僕は凄く好きな監督だったんですが2002年ワールドカップの決勝トーナメント、トルコ戦の采配はどうも納得がいかなかった。その理由として大舞台での経験不足からトルシエ自身がかなり焦ってしまった?ためだと考えてて。
その後ジーコが監督に就任したとき思ったのが、確かに監督経験は無いけど大舞台での経験という意味で選手時代の彼は世界トップレベルの存在でどんな強い相手(それこそブラジルとか)とどんなシチュエーションで当たろうが決して浮き足立ってしまう事は無いだろう、ということ。
でもオーストラリアに負けてしまってはどんな監督でも決勝トーナメント進出は難しかったのかな。あの初戦さえ勝っていたら、そして決勝トーナメントに進んでいたらジーコと中田英寿を中心に「ともに生きる」素晴らしいチームになってたかも、なんて思ってしまいました。
第2章、第3章ではオシムジャパンと日本サッカーについてトルシエ理論全開のかなり面白い内容になっています。ここは7月7日から始まるアジアカップを観るうえでの参考書としてもう1回読み直そう。