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ロックの名盤を一日一枚

The Madcap Laughs | Syd Barrett

天才、シド・バレットの1stソロアルバム。1968年のピンク・フロイド脱退後から作り始めて1970年にアルバムとしてリリース。

 

この手の作品は日本盤タイトルの付け方が印象的。因みにこの作品の邦題は『帽子が笑う…不気味に』。

 

1曲目"Terrapin"でソロアーティストとしての方向性を示して、2曲目"No Good Trying"、3曲目"Love You"と名曲を連発。シド・バレットのソロ作品は本当に素晴らしい。

 

ピンク・フロイドの名作1st『The Piper At the Gates of Dawn』(因みに邦題は『夜明けの口笛吹き』)の作風を引き継ぎつつ、アコースティックな音色も使いながらよりストレンジな雰囲気のサイケデリック・フォークといった趣の曲作りを続けていく。

 

ポップでヒネくれてるこの一連の歩みは、後の90年代に現れるオルタナティブやローファイと呼ばれるロックに確かに通じてる。

 

 

Madcap Laughs

Madcap Laughs