gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

音楽は空中に広まっているのだから

レーベル対P2P業界、舌戦の勝者はパンクロッカー - ITmedia ニュース
P2Pという技術が広まってファイル交換ソフトで簡単に音楽がダウンロードできるようになってしまった時期の話だと思いますが一部引用させていただくと、

 議論は白熱し、発言者らはそれぞれ妥協の余地なしの主張を展開した。そうした中、聴衆の心をとらえたのは、議論の開始から30分ほどして、伝説のパンクバンドFugaziのイアン・マッケイ氏が行なった発言だ。

 「どれもこれも、音楽からかけ離れた議論ばかりだ。僕はここワシントンD.C.で育ったから、官僚主義がどれほど根深いものかはよく知っている。何かをしたいのなら、頼むんじゃなくて、やるしかない。いつだって答えはノーなのだから」とマッケイ氏は聴衆に語り掛けた。

 さらにマッケイ氏は、音楽の配布に関する歴史を簡単に振り返った。「音楽は言葉より古くから存在している。かつて人々は音楽の演奏を聞くために外に出かけていた。料金が支払われる場合もあれば、支払われない場合もあった。そして世紀の変わり目には、音楽を録音するという画期的な技術が発明された。そしてすぐに、こうした音楽の市場が生まれ、その後こうした市場で金もうけをするためのビジネスが確立した。人々から音楽を取り上げることはできない。音楽は空中に広まっているのだから」とマッケイ氏が話すと、聴衆からは多くの喝さいが沸き起こった。

この、もの凄く渋いコメント僕は全面的に共感しています。少し話し逸れるかもしれないけどP2Pとかの技術の本来の使われ方は、僕達の世代がやっていた、カセットテープにおすすめの音楽をダビングして友達に渡したり、もらったり、といった行為と同じようなモノであるべきでは、と思ってます。


決してアーティストの権利を侵すものでは無くて。


テープを気に入ってくれた友達はそのCDを買ったし、僕も買ったし、P2Pがある今でも買ってるし。