gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

As Clean As Possible | Boogers

ふとしたキッカケで知ったこのアルバムが相当カッコいい!! いろいろ調べて見るとこのブガーズというのはフランスのStéphane Charasseという人のソロユニット名らしい。(ちなみにBoggersの語源は〇〇〇〇、まったく・・・。) このフランス人のステファヌ…

Small Change | Tom Waits

今日はトム・ウェイツ。この3ndアルバムは1976年作品。 人間の悲喜交々を絞り出すボーカルスタイルはこの辺りで完成してます。 彼の代表作となる1曲目"Tom Traubert's Blues"がとてつもない名曲ですが、続く2曲目の印象的なベースラインがループする"Step Ri…

An Object | No Age

昨日に続いてノー・エイジについて。 こちらは2013年、サブ・ポップからの3枚目のリリース作品。それまでの彼らの音楽をよりアーティスティックに完成度を高めた作品って印象。ポスト・パンク感が高まったっていうか。これはこれで素晴らしい。フガジみたい…

Snares Like a Haircut | No Age

ノー・エイジの新譜出ていた! 2ndアルバム「Nouns」に衝撃受けてからもう10年ぐらい立つのか!?と聴いてみると今回の作品も相当カッコいいです。 このバンド(デュオ?)の最も好きなところは、ラモーンズみたいなポップパンクをマイブラやソニックユース…

Do You Want More?!!!??! | The Roots

楽器の生演奏に乗せてラップするヒップホップバンドという形態を取っているこのザ・ルーツ。 これがまた最高にカッコいいジャズを演奏するバンド。このアルバムが2枚目みたいです。特にお気に入りはダルな雰囲気がクールな2曲目"Proceed"、ソウルフルなラッ…

At the Five Spot Vol.2 | Eric Dolphy

昨日投稿したドルフィー「At The Five Spot」のVol.2です。 17分の"Aggression"と19分の"Like Someone in Love"の2曲を収録。 ドルフィーはそれぞれバスクラリネットとフルートに持ち替えていて、そこも勿論めちゃカッコいいですが、こちらのアルバムではブ…

At the Five Spot Vol.1 | Eric Dolphy

エリック・ドルフィー、1961年のライブ盤。 ブッカー・リトルとドルフィーの掛け合い、対する観客の興奮、場の緊張感や熱気が音と一緒に収録されてる。バンドの他のメンバーも勿論凄いのですが特にマル・ウォルドロンのピアノが絶妙。 本当にカッコいいジャ…

Closing Time | Tom Waits

僕らのヒーロー!ロック史上に残る偉人、トム・ウェイツの記念すべき1stアルバム。 僕はロックやジャズが大好きですが、分け隔てなく色んな良い音楽をいつも聴いてたいのですが、それって例えば?って連想するのがこのアルバムみたいな作品。 ロックもジャズ…

His Band and the Street Choir | Van Morrison

今日もヴァン・モリソンについて。 最近ハマってます。 この「His Band and the Street Choir」はソロ4枚目のアルバム。これはこれでまた名作。 軽快なテンポでアルバム1曲目を飾るロックンロール"Domino"はなんとファッツ・ドミノに捧げられた曲ですって!…

Moondance | Van Morrison

昨日の投稿に続き北アイルランド出身のシンガーソングライター、ヴァン・モリソンについて。今日は1970年の3rdアルバム「Moondance」。前作「Astral Weeks」もめちゃ良いのですが、こちらも名盤。 前作に比べるとよりソウル、R&Bテイストが増してますがフォ…

Astral Weeks | Van Morrison

60年代UKのブルースロック、ガレージロックバンド、ゼムの中心的存在だったヴァン・モリソン。ゼムを脱退してソロでの2ndアルバムですが、この次の作品「Moondance」と並んで立つメチャメチャ渋い歴史的名盤。 ジャズにはそこまで興味無かった当時23歳のヴァ…

Weezer (White Album) | Weezer

「Weezer」というセルフタイトルを付けて通称が色名のアルバムとしては4枚目。通算では10枚目の2016年のアルバム。 いかにもウィーザーらしいアルバムでこれも傑作。昨日の投稿で書いた翌年リリースの「Pacific Daydream」*1 と合わせて聴かれるべき作品です…

Pacific Daydream | Weezer

ウィーザーの2017年作品。 相変わらずのポップでキャッチーな楽曲やウラ声コーラスが、この作品ではより強調されてるような気がします。歪んだギターは鳴りを潜めて、リズム・アレンジが際立ってる。 いわゆる売れ線のサウンドプロダクションに、稀代のメロ…

Head Carrier | Pixies

この作品、本当に凄く良い! ピクシーズの2016年作品。この頃はしばらくブログの投稿していなかった時期でしたが、これは聴きまくってました。この再結成後のピクシーズで特筆すべきは何と言っても新加入ベーシストのパズ・レンチャンティンの存在感。 ピク…

Live: Lee's Palace, Ontario 19 May '95 | The Posies

今日はポウジーズのライブ盤。 超名盤の3枚目"Frosting On The Beater"と続く4枚目"Amazing Disgrace"からの曲を多く演奏してます。 95年のライブのようで。ビートルズやビッグ・スター、そしてリプレイスメンツなどの影響のもと、ポップな曲を轟音ギターで…

Live At Lafayette’s Music Room | Big Star

70年代の最初の活動期間中よりも、90年代ギターバンドからの熱烈な再評価で広く知られることになった偉大なバンド、ビッグ・スター。 僕も90年代当時ティーンエイジ・ファンクラブやポウジーズが絶賛してることからCD買ってハマったクチです。 1973年、地元…

Love Songs for the Retarded | The Queers

ザ・クイアーズの1993年リリースの2ndアルバム。 4曲目"Teenage Bonehead"なんかは相変わらず最高のラモーンパンクソングで、続く5曲目"F**k the World"と6曲目"I Can't Stop Farting"はスクリーチング・ウィーゼルのベンとの共作という何と贅沢な!! サウ…

Grow Up | The Queers

アメリカのパンクバンド、ザ・クイアーズの1990年リリースの1stアルバム。 1stアルバムですが、この人たちの場合ここに至るまで80年代から7インチシングルやEPを出し続けたので満を持してのアルバムリリースだったのでしょう。 この頃のはダミ声、ハードコア…

Led Zeppelin

昨日1月12日はこのレッド・ツェッペリンの1stアルバムが発売された日だったそうで。 1969年のこと。当時ヤードバーズのメンバーだったジミー・ペイジが結成したこのバンド。結成当初はニュー・ヤードバーズって名乗ったりもしてたらしい。 有名な1曲目"Good …

A Can Of Bees | The Soft Boys

鬼才ロビン・ヒッチコック率いるUKのバンド、ザ・ソフト・ボーイズの1979年リリースの1stアルバム。 これまたサイケデリックでもありパンクでもあるロックンロールで最高にカッコいい!ギターのひねった感じとかポップな曲調とかは、90年代以降のインディー…

In the Aeroplane Over the Sea | Neutral Milk Hotel

昨日の投稿で書いている60年代のサイケデリックロックが90年代のインディーポップに影響を与えてる件、このニュートラル・ミルク・ホテルの名作2ndアルバムで聴けます。 アルバムタイトル曲である3曲目"In the Aeroplane Over the Sea"は90年代を代表する名…

The Piper At the Gates of Dawn | Pink Floyd

最近すっかりサイケデリックづいてる僕ですが、今日はこのピンク・フロイドの1stアルバム。 天才シド・バレット在籍時の作品で、ピンク・フロイドと言えばプログレ!みたいなイメージとは少し違った趣のアルバム。ここで聴けるのは、あくまでも最高のサイケ…

The Notorious Byrd Brothers | The Byrds

バーズがフォークロック期、サイケデリック期を経て、次のカントリーロックへと移行していく途中の作品といったところでしょうか。 この頃はメンバー間の軋轢とか色々あったみたいですが、それぞれの楽曲は多岐にわたり、実験的な曲も多いです。4曲目"Draft …

Younger Than Yesterday | The Byrds

1967年リリースのバーズ4枚目のアルバム。バーズはこの辺りが一番良いと思う。 時代的にはビートルズが「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」、ストーンズが「サタニック・マジェスティーズ」をリリースした頃。 このアルバムの前年…

Fifth Dimension | The Byrds

1966年リリースのバーズの3枚目。それまでのフォーク路線からサイケデリック路線にという転換期のアルバム。 有名な7曲目"Eight Miles High"のイントロのギターはいつ聴いても最高。このフレーズがこのアルバム、この時代を端的に表現しているような気がする…

Fantastic Plastic | The Flamin' Groovies

我らがフレイミン・グルーヴィーズ!去年2017年リリースのまさかのニューアルバム! 60年代から活動しているバンドですが今回の作品も相当カッコいい!というか相変わらずのロックンロールを届けてくれてます。全曲いい! 特にグッと来たのは9曲目の"Just Li…

Turns Into Stone | The Stone Roses

ここ数日、僕のブームになっているストーン・ローゼズ初期のアルバム未収録曲を集めた編集盤。 1曲目"Elephant Stone"と8曲目"Fools Gold"がとてつもない名曲。とにかくこの2曲が際立ってるのですが、それ以外の収録曲も僕の大好物でもある瑞々しいギターポ…

The Stone Roses | The Stone Roses

先日の投稿でノエル・ギャラガーの新作があまりにもサイケデリックでダンスできるロックだったことを書いたのですが、まさにこのストーン・ローゼズの1stアルバムを思い浮かべていたのです。 今聴いても新鮮な発見がある正真正銘の歴史的名盤。 イアン・ブラ…

A Kind Revolution | Paul Weller

ポール・ウェラー先生のソロとしては13枚目のアルバム。 (もうそんなに出てたんですねえ) これがめちゃめちゃカッコいい! 彼のキャリアの集大成のように言われてますがホント言えてる。テンポの速いポップな曲も静かな曲もジャム時代から彼の敬愛するモー…

On Air | The Rolling Stones

ビートルズもキンクスもフーも素晴らしい演奏を残している、いわゆるBBCセッションズのストーンズ版てとこでしょうか。今までストーンズ無かったのですね、そういえば。 これがなんとも2017年現在の最新レコーディング技術を駆使したエンジニアの人達の仕事…