gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

2005-01-01から1年間の記事一覧

Kill The Musicians

私がロックの名盤を語る上で外せないバンドがこのスクリーチング・ウィーゼル。以前、このブログで紹介したクィーアーズ等と並ぶラモーンパンクのスーパーヒーローです。 このアルバムは割と初期の曲を集めた31曲69分。手っ取り早くバンドを体験できる好コン…

The Velvet Underground

Velvet Undergroundアーティスト: Velvet Underground出版社/メーカー: Polydor / Umgd発売日: 1996/05/21メディア: CD購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (80件) を見る ヴェルヴェッツの最高傑作と言えばやはりこの3rdか2nd(順番付けられず)だ…

Man-Made | Teenage Fanclub

当ブログでは初めてといっても良いかもしれない程タイムリーな音源を紹介します。リリース直後のTFC通算7枚目となるこのアルバム。 プロデューサーはなんとあのジョン・マッケンタイア、TFCがシカゴを訪れてのレコーディング、といった事前情報からある程度…

余談ですが

ロックの名盤を紹介するのではなく、面白いサイトを。 http://players.music-eclub.com/players/ その名も「プレイヤーズ王国」(笑)。ヤマハが運営してるらしいのですが、まあ色々な人が自分で録音した曲をアップして楽しみましょうといったサイトなんですが…

Ride On Time

RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム)アーティスト: 山下達郎,吉田美奈子出版社/メーカー: BMG JAPAN発売日: 2002/02/14メディア: CD購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (68件) を見る 山下達郎初期の代表作と言えるこのアルバム。私のお気に入り…

Frosting On The Beater | The Posies

私が育った90年代という時代は本当にいいバンドがたくさんいたロック黄金時代だと思います。特にこういうアルバムを聴くと。 シアトル出身のこのポウジーズというバンドはギターポップというにはディストーションが効きすぎてて、グランジというにはメロディ…

Rubber Soul | The Beatles

ビートルズで一番好きなアルバムは?と聞かれたら、このアルバムかこの次の「Revolver」*1なんですけど、とりあえず今日の時点ではこっちになります。 まだギターバンド然としたスタイルも保ちつつ実験的でもあるという所がたまらなく好きな理由です。 更に…

Thirteen | Teenage Fanclub

リリース当時それこそ数えきれないほど聴いたこのアルバム。今、改めて聴いてもやっぱり素晴らしい! こういうのを久しぶりに聴いた時って、また新たな発見があるもので、このアルバムでの新発見は緻密な音造り。イントロのギターの強弱がたまらなくカッコい…

Terror Twilight | Pavement

結果的にペイヴメントの最終作となってしまったこのアルバム。 「本格的なロックへの挑戦」とでも言うべき、前作"Brighten The Corners"の路線を更に突き詰めた仕上がりといったとこでしょうか?突き詰めすぎて「普通の本格的なロック」になってしまった感は…

Loveless | My Bloody Valentine

最近、会社の友達がハマっているというこの作品。90年代で最も重要なアルバムの中の1枚でしょう。 以前、このブログで紹介したこの前のアルバムとなる"Isn't Anything"と比べるとより洗練された音世界を構築。ギターバンドの可能性を広げてくれてます。 今日…

Sister | Sonic Youth

Sisterアーティスト: Sonic Youth出版社/メーカー: Geffen Records発売日: 1994/10/11メディア: CD クリック: 25回この商品を含むブログ (27件) を見るソニックユースのインディー時代における最高傑作はこのアルバムかインディー最終作"Daydream Nation"じ…

You're Living All Over Me | Dinosaur Jr.

「今年はダイナソーが再結成するらしい」と友達がいうので「まさかルー・バーロウが参加するなんて事ないよなあ」とか言っていたのですが、そのまさかだったとは。 このアルバムはルー在籍時の2枚目。でも、やはりJのエゴが強すぎたのかダイナソー時代のルー…

Indoor Living | Superchunk

最近すっかりスーパーチャンクのトリコになってしまってる私ですが、今日紹介するのは6枚目となるこのアルバム。 キーボードなんか導入し始めたりしてバンドとしては転換期となった作品らしいのですが、メロディーの質が異様に高いこの後の2作に比べても、い…

Imperial Bedroom | Elvis Costello & The Attractions

7枚目となるこのアルバムですが、旺盛な実験精神ではコステロ史上でも屈指の作品ではないでしょうか。 プロデューサーはビートルズのミックス等を手がけていたジェフ・エメリック。メロディー&ハーモニーを最優先しつつ、ややサイケ、曲構成はヒネクレて要…

Nuggets: Classics From The Psychedelic Sixties

Psychedelic 60'sアーティスト: Nuggets出版社/メーカー: Rhino発売日: 1990/10/25メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る ガレージサイケという言葉が無性にかっこ良く聞こえるようになったのは、このアルバムを聴いてからです。 モ…

Acid Eaters

気が付いたらまた1ヶ月以上も更新してなかった・・・。 このダメブログが紹介する今日の1枚は、我らが父(前エントリ参照)ラモーンズ。そのまたお父さん的なバンドの曲群のカバー集。割と新しいめのアルバムです。 元々カバーは上手い人達ですが、ストーンズ…

Don't Back Down | The Queers

キング・オブ・ポップパンク フロム US! 私達ラモーンズ・チルドレンの中でも、その長男はやはりこのザ・クイアーズではないでしょうか? 96年のこのアルバムは彼らの作品の中でもパワーポップ〜パンクな魅力を満喫できる文句無しの名盤。2曲目"Punk Rock G…

Dig Your Own Hole | The Chemical Brothers

ダンス・エレクトロニカ畑の大スター(?)ケミカルズが多くのロックファンをもその支持層に取り込むことになった97年の超傑作アルバム。 言ってみればフーもストーン・ローゼズもやりたかったのは、今だかつて無いカッコいいダンスミュージックであって、そう…

Beggars Banquet | The Rolling Stones

個人的にストーンズで一番オイシイのはこの辺の時期だと思ってます。 初期のブリティシュビートバンド然とした曲をやってた時期も良いのですが、彼等の本領発揮はやはりここからでは? ビートルズを始め他のバンド達がサイケデリックな音作り、コンセプトア…

Come Pick Me Up | Superchunk

なんだか最近スーパーチャンクブログみたいになってしまってますがこのバンド本当にいいです。 この7枚目のプロデュースはなんとジム・オルーク先生。ギターの音色も、そこに重なるホーンやストリングスも絶妙。 しかも、やはり圧倒的に曲が良い。このアルバ…

Marquee Moon | Television

70年代ニューヨークパンク。このバンドのギター・ボーカル、トム・ヴァーラインという人はソニックユースのサーストン・ムーアに大きな影響を与えているようで、実際当時のライブ映像なんか見ると歌い方、ギターの弾き方がサーストンそっくりで笑っちゃいま…

(What's the Story)Morning Glory

初対面の挨拶なんかで「オアシス2ndではどの曲が好きなタイプ?」 といった形で使われるであろう文句の付けようがない歴史的名盤。 1曲目"Hello"、10曲目"Morning Glory"では見事な轟音ギターの壁を構築。偉大な60'sのバンド達がギャラガー兄弟に乗り移った…

No Pocky for Kitty | Superchunk

こないだ紹介したスーパーチャンクの2枚目。 このころの作品は1曲目"Skip Step 1 & 3"に代表されるようにファストでポップなパンクロックと、7曲目"30 Xtra"のようなダイナソー風ギターチューンといった感じで。 録音はスティーブ・アルビニ。ホント素敵なバ…

A Long Vacation

日本ロック史に燦然と輝くこのアルバム。 3曲目"カナリア諸島にて"のメロディーラインなんかはブライアン・ウィルソンやレイ・デイビス等と張り合えるレベルだし、底抜けにポップな9曲目"Fun x 4"もどこか変で、トリッキーな事やってて、この曲をシングル切…

Eureka

今やソニックユースの準メンバー(正メンバー?)として有名な奇才(この言葉似合う人だなあ)ジム・オルーク。 通勤電車で広げるにはあまりにも恥ずかしいジャケットのこのソロアルバムでは最高の職人芸ポップを聴かせてくれてます。 バカラックのカバー6曲…

Here's to Shutting Up | Superchunk

アメリカの良質なギターバンド、スーパーチャンクの8枚目。 ボーカルは甘く、ギターは美しく時にうるさく、シンセなんかも効果的に使われていて、楽曲、サウンド共に理想的なアルバムです。 TFC、ヨ・ラ・テンゴ等好きな人は確実にコレも好きでしょう。4曲目…

Tone Soul Evolution | Apples In Stereo

いわゆるUSインディーギターポップバンドであるとされてた、このアップルズ・イン・ステレオですが、この2ndアルバム聴いたときはもう本当にびっくりしました。 彼等の卓越したメロディーセンスを彩る最高にキンキーでビーチボーイジーでビートリーなサウン…

My War | Black Flag

80年代アメリカを代表するハードコアパンクバンド2枚目のアルバム。 この頃のリードボーカルは、かのヘンリー・ロリンズなんですが、なんといってもSSTレーベル主宰でもあるグレッグ・ギン氏のギターが最高にクール。 1曲目"My War"、2曲目"Can't Decide"、6…

Brighten The Corners | Pavement

90年代初頭にローファイと呼ばれたバンドですが、元々音楽に対する好奇心は人一倍強く、またキャリアを経たために”成長してしまって”、そこに多少なりともあった「今に見てろ!」という思いが後押しして、とてつもなく素晴らしい仕事をしでかしたのがこのア…

Surfer Rosa | Pixies

去年の重要なニュース/事件の一つだったピクシーズの再結成。この作品は彼らの傑作1stアルバム。 奇妙なポップ感覚、ヒネくれたギターのフレージング、やはりこの4人は凄かった。 このアルバム中、私が大好きな2曲はバカと天才が紙一重な4曲目"Broken Face"…