gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Grand Prix | Teenage Fanclub

ノーマン、ジェラルド、レイモンド、3人の優れたソングライターを擁するこのバンド。 このアルバムまではレイモンド・マッギンリーという人はどちらかというと作曲面に関しては第3の男、言わばビートルズのジョージ・ハリスン的な存在だったかと思うのですが…

Isn't Anything | My Bloody Valentine

ソニックユース等と並ぶ90年代屈指のノイジーギターバンドなこの人達。 より洗練された「轟音ギターの壁」を構築する次作"Loveless"も勿論良いですが、生のバンドらしさを感じることができるのはこちらの方です。ノイズパンクロックンロールな4曲目"(When Yo…

Tapestry | Carole King

個人的に、このキャロル・キングという人はロックの歴史の上で5本の指に入る偉人だと思っています。作曲家としてもプレイヤーとしても、そして歌手としても素晴らしい仕事をしている。 この作品はそんな彼女を手っ取り早く知るために最適な2ndソロアルバムで…

Experimental Jet Set, Trash And No Star | Sonic Youth

数多いソニックユース作品の中でもヘンテコな方だと思うこのアルバムですが、どこか妙なポップ感覚が感じられカッコ良いです。 2曲目"Bull In The Heater"のリズミカルなマラカス、8曲目"Androgynous Mind"の跳ねたボーカルなどがその原因かな、と何となく思…

Nazz | The Nazz

若かりし日のトッド・ラングレン先生が在籍したバンド。 このアルバムもほとんど全ての曲をトッド一人が書いているのですがガレージサイケ〜パワーポップの名曲がズラリ。 中でも良いのはナッズとして最も有名な曲"Open My Eyes"。ファズもフランジャーもエ…

I Can Hear the Heart Beating as One | Yo La Tengo

例えばティーンエイジファンクラブにもう少しのノイズが欲しく、ソニックユースにはメロディーが欲しい、といった人には確実にオススメなのがこのヨ・ラ・テンゴ。 歌心溢れるメロディーラインに、歪み系&空間系エフェクトを巧みに駆使したギターサウンド。2…

American Caesar

ストゥージズ時代も含めた彼のキャリアの中でも、1、2を争う出来だと思う作品。 リリース当時19才だった私は、もうそれこそ一日中聴いていていた記憶があります。 アコースティクギターのアルペジオによる1曲目から突然ドライブしまくったギターリフ、後ろで…

さよならストレンジャー | くるり

今、私が一番好きな日本のギターバンドは、やはりこの人達だと思います。 このアルバムは佐久間正英氏のプロデュースが素晴らしいデビュー作品。こんなカッコいい日本語ロックが書けるフロントマン岸田さんの才能にも脱帽です。 好きな曲を2曲ぐらい挙げると…

My Generation

マイ・ジェネレイション+17〈デラックス・エディション〉(紙ジャケット仕様)アーティスト: ザ・フー出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル発売日: 2004/06/23メディア: CD購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 私には今年3…

Post

パーフェクトなサウンドデザインに乗った奇跡の歌声。それがこのアルバムの印象です。 初めて聴いた時の衝撃度私ランキングではかなりの上位に着けています。 こういったバックトラックとメロディーがバラバラなカッコいい曲ってどうやって作るのか、どっち…

The Kink Kontroversy

キンク・コントラヴァーシーアーティスト: ザ・キンクス出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2000/04/21メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る 60年代、ブリティッシュ・インベイジョン期のバンド達はやはり好きなのですが、その中…

Green Mind | Dinosaur Jr.

私にとって憧れのギターヒーロー、J・マスシス率いるダイナソーJr。 酔ったニール・ヤング風ボーカル、轟音ギター、弾けたドラム、1曲目"The Wagon"は典型的な彼等の曲。この作品、実際にはほとんどJ一人で録ったらしいのですが、このバンドっぽさにはホント…

Ramones

国内盤タイトル「ラモーンズの激情」! そのビジュアルイメージや、このアルバム1曲目"Blitzkrieg Bop"の強烈過ぎる第一印象のせいで、単純とか、全部一緒に聞こえるとかそういう風に語られる事の多い彼等。 でもこのアルバムを改めて聴いて思ったのですが、…

Last Splash | The Breeders

ピクシーズの中心メンバーでもあるキム・ディールの別バンド。 2曲目"Cannon Ball"、13曲目"Saints"等、曲もとても良いのですが、ギターの音が良い。 このアルバムはセルフプロデュースだったと思うのですが、キム・ディールが音作りなんかも仕切っちゃうの…

Bandwagonesque | Teenage Fanclub

全曲良いのですが、泣ける名曲の3曲目"December"と、疾走ギターポップの6曲目"Star Sign"が個人的なフェイバリット。 まだ粗削りな感のあったバンドの演奏をドン・フレミングが絶妙にプロデュース。バンドワゴネスクってタイトルがカッコいいですね。ジャケ…

Crooked Rain | Pavement

当ブログのタイトルは、このアルバム収録曲から取らせてもらってます。 90年代前半当時のアメリカ・ローファイ・ムーブメント(苦笑)の最中に出たその代表格バンド、ペイヴメントの2nd。 全体を通して独特のヘロヘロ感が漂う中、4曲目"Cut Your Hair"、9曲目"…

Roger Nichols & The Small Circle Of Friends

私が選ぶ今日現時点で最高のソフトロック盤。 ロジャー・ニコルズ氏ら自身のペンによる曲も素晴らしいですが、2曲あるビートルズカバー曲、特に"I`ll Be Back"のコーラスアレンジはまさに神業。 こういったポップ職人、コーラス職人の後継者となると今は誰な…

Transformer

トランスフォーマーアーティスト: ルー・リード出版社/メーカー: BMGインターナショナル発売日: 2000/04/21メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る ルー・リードのアルバムをデビッド・ボウイがプロデュース!というワクワクするシチュエイションで…