gold soundz blog

ロックの名盤を一日一枚

Everything I Play Is Funky | Lou Donaldson

昨日に続いて巨匠、ルー・ドナルドソンについて。この1970年作品も極上のソウルジャズ

 

オープニング曲のアラン・トゥーサンのカバー"Everything I Do Gonna Be Funky (From Now On)"からタイトルそのままにファンキーすぎる。

 

アルバム全編を通してドナルドソンのサックスに、オルガンやギターの掛け合いが絶妙で最高。

 

超スタンダードナンバーの3曲目"Over the Rainbow"も原曲の雰囲気を保ちながらもスペイシーなオルガンがグイグイ独自性を主張してくる名演。

 

このあたりのドナルドソンさん、名盤連発しすぎちゃいますか。

 

 

 

Everything I Play Is Funky

Everything I Play Is Funky

 

 

Say It Loud! | Lou Donaldson

ソウル・ジャズ界屈指のサックス奏者、ルー・ドナルドソンの1968年作品。

 

タイトル曲の1曲目"Say It Loud (I'm Black and I'm Proud)"はジェームス・ブラウンのカバー。思わず体を揺すってしまう素晴らしい音楽。

 

そして最近の僕らにはバラッドメンのカバーでおなじみの2曲目"Summertime"と3曲目"Caravan"では多くのミュージシャンがカバーしているスタンダードナンバーを絶妙なジャズ・ファンクに仕立ててる。

 

rocknroller.hatenablog.com

 

自身の曲である4曲目"Snake Bone"、5曲目"Brother Soul"もソウル、ファンク、ブルースをのみ込んだ最高にクールなジャズ。

 

 

 

Say It Loud! by Lou Donaldson

Say It Loud! by Lou Donaldson

 

 

 

So Alone | Johnny Thunders

今日はジョニー・サンダースの命日。

 

ということで、この1978年のソロアルバムについて。参加メンバーが凄い!

 

ピストルズのスティーヴ・ジョーンズとポール・クックがバックを努めていてスティーヴ・マリオットとフィル・リノット、そしてクリッシー・ハインドも参加してたりという、この振れ幅と組み合わせの凄さ!

 

当然収録されてるのは珠玉のロックンロール。この人の絶妙にリラックスした感じがカッコいい!

 

 

So Alone

So Alone

  • ジョニー・サンダ-ス
  • ロック
  • ¥1300

 

ソー・アローン

ソー・アローン

 

 

Something Else!!!! | Ornette Coleman

フリージャズの偉人、オーネット・コールマンの1958年のデビューアルバム。昨日このブログで書いたヨ・ラ・テンゴが真似たジャケットのデザインがいい!

 

この頃のコールマンはまだ割と普通というか、この後フリージャズの先駆者としてどんどんブッ飛んだ作品をリリースして行く前の演奏といった感じで、それでいてコールマンのオリジナリティみたいなのはあるという丁度良さを持つアルバム。

 

コルネットを吹くドン・チェリーとのユニゾンがたまらなくクール!

 

 

  

Something Else!:The Music of Ornette Coleman

Something Else!:The Music of Ornette Coleman

 

 

Today Is the Day (EP) | Yo La Tengo

ヨ・ラ・テンゴの2003年作品。アルバム「Summer Sun」収録の曲"Today Is the Day"の『ロックバージョン』から始まる6曲入りEP。

 

ゆったりしたテンポのアルバムバージョンの"Today Is the Day"もかっこいいけど、ラモーンズばりに歪んだギターのパワーコード、シンプルでタイトなドラミングがバシバシ迫ってくるこっちのバージョンは最高!

 

2曲目の"Styles of the Times"も同じ路線のヨ・ラ・テンゴ流パンクロック。こういう曲やっても本当かっこいいバンド。

 

ジャケットのアートワークはオーネット・コールマンのデビューアルバム「Something Else!!!!」を真似たとのこと!

 

 

  

Today Is the Day

Today Is the Day

 

 

Childish Prodigy | Kurt Vile

この時代の最高のシンガーソングライターの一人、カート・ヴァイル。

 

このブログで何回か、90年代にローファイと呼ばれた人達がお金かけたり色々上手になって、本気出した時の凄さについて書いてるのだけど、このアルバムは2009年に生まれたそんな作品。

 

 1作目、2作目は彼の宅録作品だったのが、マタドールからのリリースとなったこの3作目のアルバムはレコーディングスタジオで集中して作られた作品とのこと。

 

確かにそう思って聴くと良く作り込まれてるけど、1曲目"Hunchback"なんて、まるでストゥージズのようで、2曲目"Dead Alive" はそこにミック・ジャガーが降りてきてるような、最高にサイケデリックで粗野なロックンロールがそうやって続いていくアルバム。

 

そして6曲目"Monkey"はリチャード・ヘルとサーストン・ムーアとドン・フレミングが組んだ夢みたいなバンド、ディム・スターズのカバー。

 

そりゃそうですよね。好きなんですよね、解ってますから、っていう。

 

 

 

Childish Prodigy

Childish Prodigy

 

 

Smoke Ring for My Halo | Kurt Vile

これもカート・ヴァイルの名盤。2011年マタドールからのリリース。 


ジャケットのモノクロ写真の雰囲気そのままにユルく、そして渋く、アコースティックな音色で奏でられるサイケデリックなインディーロックが相当かっこいい。

 

 

 

ソニック・ユースのサーストン・ムーアやダイナソーJr.のJ・マスキスのアコースティック・ソロ作品のような感触。歌い方とかも似てる。

 

この人、本当にいい音楽作ってるわ。

 

 

Smoke Ring for My Halo

Smoke Ring for My Halo